チェックシート5


1. ハロゲン化銀結晶にバンドギャップに相当する波長より短波長の光をあてると吸収がおこり,結晶内に [ 1 ] が生成する.
2. 光吸収によって生成した [ 2 ] は [ 3 ] と呼ばれる局在準位に捉えられ (電子過程),ここに [ 4 ] が移動してきて反応する (イオン過程) ことで,[ 5 ] が生成する.生成した [ 6 ] は新たな [ 7 ] として作用し,この過程が繰り返されることで [ 8 ] が形成される.これが [ 9 ] となる.
3. 生成した [ 10 ] が現像可能な [ 11 ] として機能するためには,ある大きさまで成長する必要がある.


解答とコメント
[ 1 ] 光電子.励起電子,自由電子でもよいだろう.光電子とともに正孔も生成する.潜像という答も見られたが,潜像は光吸収によって必ず生成するとは言えない.金属銀という答もあったが,これも必ず生成するとまでは言えないだろう.間違いとは言いにくいが,適切とも言いにくい.
[ 2 ] 光電子.励起電子,自由電子でも.
[ 3 ] 電子トラップ.単にトラップとしたものもあったが,正孔トラップとの区別を明確にするという点で,一言足りないと思う.
[ 4 ] 格子間銀イオン
[ 5 ],[ 6 ] ともに銀原子
[ 7 ] 電子トラップ
[ 8 ] 銀原子のクラスタ.そういえば,「クラスタ cluster」という用語を板書しなかったかもしれない.
[ 9 ] 潜像核
[ 10 ] 銀原子のクラスタ
[ 11 ] 潜像核
最後の方は,次回もう少しやります.