形式的にチェックできることは,とりあえずチェックして,クリアしよう.
こういう点ができているかというのは,学生実験のレポートではじつはかなり重要.中身と関係ないと思ってはいけない.いったん世の中に出れば,こういうことが守れていないレポートは,そもそも読むに値しないものと見なされる可能性が高い.論文だったら,「まず基本的なことを直してから投稿し直せ」と言われてもしょうがない.
例:滴定量 2.35 mL → 濃度 4.2 mmol/L → xx の分析値 23.15 mg/L
1 と 1.00 の区別の付いていないレポートも多数.
有効数字については,こちら も参照.
キャプションの位置は表の上.
縦軸は原則として下から上に向かう方向に軸名を書く(高校の理科の教科書にあるような縦書きの軸名は,世界的には一般的ではない).
軸名と単位をセットで軸の中央付近に置く.
時間の単位は 時間,分,秒 ではなく,h, min, s.とくに理由がない限りは s に統一するのが基本.
反応時間が長い場合など,2 d とか 16 h とかはあり.ただし,1分20秒のつもりで 1m20s とか書くのは不可.m はそもそもメートル以外の意味では使ってはならないし,1kg20g のような書き方もありえない.時間も単なる物理量なのだから,他の物理量と同様に扱わねばならない.